1983年の2月、ドン・パイパー牧師は、アメリカのテキサス州で開かれたセミナーから車で自宅に帰る途中、凍結した道路でスリップしてしまい、車は大破しました。駆け付けた救助隊員は、パイパーさんが死亡していることを確認してから他の負傷者の救助に向かいました。その数時間後、事故現場に居合わせた別の牧師がパイパーさんの車を発見しますが、脈もなく呼吸もしていないことを確かめつつ、必死に祈り始めました。すると、パイパーさんが生き返ったのです。その後、ずっと危篤状態が続いて、何度も危機的状況を脱出して、数カ月後に無事に退院するのですが、その時、彼の口から驚くべき話が出たのです。車の中に放置されていた数時間、自分は天国に行っていた、というのです。

 その証しの詳細は、彼の著書『天国に行った男』に記されていますが、最初は、先に亡くなった親族や友人の熱烈な歓迎を受けます。皆に握手を求められたり、肩を叩かれたり、抱き着かれたりします。その中に、若い時に事故などで亡くなった人もいましたが、全員、顔が喜び輝いていました。パイパー牧師も、38歳という若さで死んで、家族を地上に残した悲しみがあったはずですが、地上で苦しかったことや悲しかったことはすべて、自分の意識から取り去られていたと言います。皆の歓迎を受けて、大きな愛に包まれているのをひしひしと感じた、とも証ししています。また、自分を歓迎してくれた人たちは、地上で別れた時のままの姿だったそうです。但し、しわや、病気による身体障害などがなくなっていた、ということです。パイパーさんは更に、天での賛美について述べていますが、何百種類もの異なった賛美が絶えず、同時に流れていたと言っています。また、何百もの賛美が歌われているにも関わらず、その一つ一つを聞き分けることができたというのです。しかも調和が取れていたというのです。

 退院後、パイパーさんはアメリカの各地を回り、自分の体験を語るようになりましたが、彼の話は、家族を亡くした人々に慰めを与えると共に、天国のリアリティー(現実性)を訴えています。

 聖書の最後の書である黙示録には、天国に関する数多くの具体的な描写があります。

「新しいエルサレム」と呼ばれる天の都の大きさ、その建設に使われている材料、その中で営まれる生活等について、詳しく書かれています(21章9―27節参照)。

また、信じる者が受ける祝福のことも、次のように簡潔にまとめられています。

「そのとき私は、御座から出る大きな声がこう言うのを聞いた。『見よ。神の幕屋が人とともにいる。神は彼らとともに住み、彼らはその民となる。また、神ご自身が彼らとともにおられて、彼らの目の涙をすっかりぬぐい取ってくださる。もはや死もなく、悲しみ、叫び、苦しみもない。なぜなら、以前のものが、もはや過ぎ去ったからである。』」(黙示録21章3―4節)。

2000年前から、世界中の人間の確かな希望となっている個所です。この世にあって、どんなに辛いことがあっても、素晴らしい未来が待っています。あなたも、イエス・キリストを信じて、天国行きの列車の切符を手に入れてください。

「渇く者は来なさい。いのちの水がほしい者は、それをただで受けなさい」(黙示録22章17節)。

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